私は「ひきこもり」と呼ばれる状態が直ちに問題だと感じてはいません。
それは、ひきこもり状態そのものより、
当事者自身が「自分らしく生き生きと暮らすことの妨げになること」を
解消すべき問題であると捉えているからで、
「ひきこもり」という言葉・呼び方にも疑問を持っています。
私自身もかつては生きることの希望を失い、
いわゆる「ひきこもり状態」となった時期がありました。
今思えば、その間に内省し、悩み、考える過程があったからこそ、
今の自分があると感じています。
だからこそ私は、ご自身でひきこもり状態という「一人の時間」を選択し、
それが生きていくために必要な時間である場合は尊重すべきだと考えています。
一方で「今の状態に不安を感じている」「今の状態を変えてみたい」と思う方に対して
必要な情報を選択肢としてお示しすることができないかという思いから、
このポータルサイトを開設しました。
市が実施しているさまざまな施策や、
民間の取り組みを知るガイドとして活用いただくことで、
一人一人が歩んでいく道を選択するきっかけになることを願っています。